KUROKOHAKUが語る、 人のコントロールに収まることのない 自然の境地とは

KUROKOHAKUが語る、 人のコントロールに収まることのない 自然の境地とは KUROKOHAKUが語る、 人のコントロールに収まることのない 自然の境地とは

大いなる恵みを、私たちに与えてくれる存在である大自然。計り知れないその力に、人間ははるか昔から畏敬の念をいだいてきた。畏敬とはすなわち、畏れる(おそれる)ことと敬うことを対にとらえ、大切にしていくことだ。人がこの世界に生きるうえで、もっとも肝に命じておくべきことのひとつではないだろうか。

そして、想像をはるかに超越した奇跡に私たちを遭遇させるのもまた、大自然の仕業である。

私たちは、そんなある奇跡の巡り合わせを、みちのく東北に見つけた。

山形県白鷹町。

東西を朝日連峰の山脈に挟まれ、中心に「山形の母なる川」と親しまれてきた川「最上川」が流れる盆地だ。山々に降った雨が、地層の中でさらなる恵みを得て、最上川にたどり着く—。その営みは、はるか100万年前から存在したと言われているというから驚きである。

さらにこの地を囲む山の中には、「白鷹山」という火山が存在する。今や小高い山の姿をしているが、およそ100万年前は巨大な山体を持ち、活発に活動していた火山だ。究極の「生命の営み」ともいえる噴火活動が、ここ白鷹の極めて良質な土壌を形成するのに大きな役割を果たしてきたことは、想像に難しくない。

100万年の自然の営みが、濃厚に凝縮された地、白鷹。この地によって生み出された自然の奇跡を体現するものが、今この時代に導き出された。

その名を「KUROKOHAKU」という。

荒々しくも神々しい姿の木箱に納められた、たおやかな和紙に包まれし古酒—。その存在が我々に語りかけるものは、「白鷹の自然そのもの」である。

その木箱は、白鷹の天然林から切り出された杉。猛暑と厳寒を繰り返す白鷹で育つ杉は、すこぶる硬い。そして圧倒的に豊かな薫りを放つのも特徴だ。

その和紙は、白鷹の冬の寒さに鍛えられた楮(こうぞ)で作られた「深山和紙」。純白の見た目とは裏腹な強靭さを誇る伝統の和紙だ。

そしてその貴醸酒は、かつて白鷹で隆盛を迎えていた酒造好適米「さわのはな」、偉大なる朝日連峰に鍛えれた「湧水」、白鷹の地を醸す空気によって長い時間の中で育まれた奇跡の酒だ。圧倒的に芳醇で、甘みを醸しながらも上品な味わいは、他のどの酒とも違う、至高の魅力を備えた酒と言えよう。

その佇まい、もはや自然の化身とでも言おうか。この姿に、手触りに白鷹の地の自然を想う。そして、この酒を呑むこと、出会うことは、その美味を楽しむ体験と同時に、大自然のゆるぎなき偉大さに触れることである。

生きとし生けるものへの敬意を胸に抱き、昨日を忘れず、今日に感謝し、明日を生きる。

そんな想いをいだかせるKUROHAKU。ぜひ、100万年の営みが導き出した、白鷹のテロワールを五感のすべてで味わってもらいたい。